マミヤの忘備録

映画やアニメの感想など自分の趣味について記したいなぁと思ってます。

『ラブライブ!サンシャイン!!』#13「サンシャイン!!」感想

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あらすじ

 ラブライブ!地区大会を控え、炎天下の中で練習に打ち込むAqours。その姿に心打たれた千歌の友達、よしみ・いつき・むつは「私たちにも何かできないかな」と協力を申し出る。学校内でも千歌たちのがんばりを知られて、そういった声が広がっているらしく、感動した千歌は快諾する。

 地区大会当日、現地には浦女の全校生徒が集まった。しかしここで梨子が「出場メンバーは事前エントリーした人だけ」というレギュレーションがあったことを千歌に伝える。むつたちは意気消沈することなく「客席から宇宙一の応援」をすることを約束する。

 本番前、メンバーは思い思いの言葉を交わす。千歌は「これからも大変なことや辛いこともあると思う。でもそれもみんなで楽しんでいきたい。それが輝くってことだと思う」と想いを語る。

 そして始まるライブ―――千歌たちは自分たちの学校のこと、町のことを伝える。そしてAqoursの物語を、これからの自分たちのことを語り「MIRAI TICKET」に全てをかける。

 

 

 

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感想

 第1期最終回です。前の話数を受けてAqoursとしての新たな一歩を踏み出すと同時に決意表明のお話になっています。

 まず印象的なのは、千歌たちのがんばりを見てむつたちが感化される場面です。ラブライブ!シリーズは「みんなで叶える物語」をテーマに掲げておりますが、それを強く感じさせる展開になっていました。「何かしたくて居ても立っても居られない」ような衝動がスクールアイドルではない生徒たちに飛び火していく様が、千歌たちの活動の軌跡を肯定してくれているように思います。さらにそれが親や地域の人にも広がり、地区大会という大舞台のステージを作り上げていく展開が気持ちいいです。

 ライブはじめに劇のような流れで学校や町のことを語るのですが、「アイドル」というものの本領がすごく発揮されてる展開でした。自分たちがどういうところからやってきたのか、何を目的にしているのか、どこを目指しているのか―――ヒストリーやこれからの展望を話すのはアイドルのライブのMCでよくありますが、それらと同じことをしています。さらにAqoursの場合には大きいイベントでの得票数が「0」で、田舎と都会の差を痛感したわけですが、その問題の答えにもなっています。いいところだけど知ってもらわなくちゃ意味がない―――ただ歌を歌うんじゃなくて、自分たちのストーリーを共有してもらう。これが地区大会でのAqoursの攻め方だったように思います。視聴者にとっても今までの話数の焼き直しではなく、それぞれの場面が心のフックにかかるような流れになっています。「0」だったときにはメンバーの苦渋を感じ、9人揃ったときには安堵し、視聴者をも巻き込むような形で共有が成されていたように思います。

 レギュレーション違反についてのトピックをよく見ますが、私はあまり気にしてなくて描きたいのはそこではなく、衝動の部分なんだろうなと思います。TVアニメオフィシャルブックの酒井監督インタビューにも"純粋な欲"というワードが出てきます。それはつまり理屈ではなく感情を大事にしたかったということだと思います。実際には難しいからこそアニメーションの力でそれを表現するというか、まさにそういう衝動を感じる展開でした。

 ライブの終盤、劇中で起こっている現実なのかイメージなのかわからない展開になっていきます。曜役の斉藤朱夏さんが2ndライブだったかのMCで「君ここ(君のこころは輝いてるかい?)の馬飛びで記憶も一緒に飛んじゃってる」という旨の話をしてたんですが、それに近いのかなと。ランナーズハイみたいな状態なのかなと思います。

 最後のシーンは海岸にて「形のない追いものを追いかけ、"0"におびえて、それでもなお心に灯る光」について千歌が語ります。"楽しむ"="輝く"という式を千歌が今回見出したのもあり、千歌の言う"光"もそれと同じものだと思います。そしてステージ上では「輝きたい!」ではなく、まさに光を放つ存在になっていました。千歌が最後に放つ問いが、2期のテーマにもなっていくと思われます。

 次からいよいよ2ndシーズン。Aqoursの更なる軌跡を追っていきます!

 

 

 

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楽曲紹介

MIRAI TICKET
作詞:畑亜貴
作曲・編曲:EFFY
歌唱:Aqours

 ラブライブ!シリーズの多くの楽曲に編曲として携わってきたEFFYさんが、大一番の楽曲を作曲するというのが個人的にエモいです。イントロの時点で転調が入ったりと、Aqoursの航海が荒波の中で突き進んできたのを表してるようで感慨深いです。歌詞は新たな航海に出るような雰囲気のものになっています。

 サビの千歌ソロで「輝きは心から」と始まり、1年生・3年生・2年生そして9人全員と声が重なっていくところがお気に入りです。もしも浦女のみんなが一緒に歌えてたらここのアンサンブルがもっと厚くなってたのかなぁ、と想像が広がります。

 

 

 

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 まさかの客席に堕天降臨!