マミヤの忘備録

映画やアニメの感想など自分の趣味について記したいなぁと思ってます。

『ラブライブ!サンシャイン!!(2期)』#6「Aqours WAVE」感想

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あらすじ

 次は前の大会で突破できなかった地区予選―――そしてその大会当日が鞠莉の父親から告げられたタイムリミット。順位の結果は会場とネットの投票で決まるが、生徒数の少ない浦女は不利な状況を強いられる。

  Aqoursは圧倒的なパフォーマンスで数の不利を覆さなければならない。果南の考えたフォーメーションに活路を見出そうと鞠莉とダイヤは果南を説得する。しかし2年前の鞠莉のケガの原因でもあるため果南は認めたがらない。練習の日、千歌は「自分たちの道をまだ形に出来てない。形にしたい」とメンバーに語りかける。良い機会だとダイヤが果南の秘蔵のフォーメーションの話をする。乗り気ではない果南だが、千歌の気迫に押されダンスノートを渡す。

 センターの負担が大きいフォーメーションなだけあり、千歌のフリがなかなか完成に至らない。しばらく経ったあとに果南から明日の朝までにできなければやめにしようと告げられる。

 曜と梨子に見守られながらも成功できない千歌。フォーメーションの練習で傷だらけになったメンバーたちが集まる。

 「私、まだ何もできてない」と悔しがる千歌。「自分のことを"普通"だと思いながら諦めずに挑み続けるってすごいことよ」と梨子、「そんな千歌ちゃんだから今のAqoursになった。がんばろうって思えた」と曜が励ます。そして約束の時間。果南がやってくる。千歌は奇跡の波に乗り、"Aqours WAVE"を完成させる。

 

 

 

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感想

 シリーズでここまでスポ根展開になるのは珍しいですが、ここで果南の頑固さが再び発揮された話数となりました。1期9話のときでも当初頑なにAqoursに入ろうとしませんでしたが、その頑固さの理由がよりわかるようになっています。果南のやさしさゆえに誰かが傷つく前にやめようとして、自分のやりたいこと以上に友達のことを第一に考えてしまう性分がよく出ていました。そのキャラの資質が発揮されて結果的にそれが障壁になってしまう展開がいくつかありましたが、他人を思いやるときの果南の意志の固さを感じました。しかし、秘めた想いは苦楽を共にした仲間には見透かされていました。2年越しに考案したフォーメーションが完成したからこその「ありがとう」だったのだと思います。

 千歌にセンターを託したあと、鞠莉の「あれ、やりたかったね。私たちで」というセリフが切ないですが、次代に託したからこそ出せる言葉で、9人いる"今の"Aqoursならできないことはないと鞠莉は1期の頃から感じていたのだと思います。

 千歌が地区予選突破のために聖良にアドバイスを求めますが、ここで技術のレベルでは先駆者たちに引けをとらないけれど、まだ足りていないことを自覚しており、おそらく聖良もまだ自分の"輝き"みたいなものを掴めてはいないのだなと印象的でした。

 今回は3年生の夢を2年越しで叶える物語でしたが、千歌が自分の殻をさらに破る物語でもありました。1期8話や12話でだんだんと"普通"な自分を認めていきましたが、「普通であることを自覚すること」と「そのコンプレックスを克服すること」とは問題が違うようで、この話数の千歌はまだみんなに引け目を感じているように思いました。さらに持ち前の責任感の強さも手伝って、「まだ何もできてない」とネガティブな思考のループに陥っていました。そんな千歌を救うのが曜や梨子、他のメンバーなわけですが千歌への期待とリスペクトにあふれています。

 「恩返しなんて思わないで」と1期8話のときと同じく自分の気持ちに正直になるために仲間が背中を押しますが、そうでもしなきゃ千歌は責任に潰されてしまう、でもそれを乗り越えれば何でもできる、そんな信頼感が表れています。

 初めは千歌が小さな波を起こし、それが曜に、梨子に、仲間たちに、地域の人たちに広がっていって、その波に影響された仲間たちが千歌にその波を返し、”MIRACLE WAVE”という曲に結実するという展開があまりにもきれいです。

 千歌と果南、他人を思いやり、ときに思いやりすぎる2人を同時に描けているのもおもしろかったです。

  スポ根展開を見てるとキャストの皆さんにも重なってきてしまってそれだけでも涙腺が崩壊してました。サンシャインはこういう"重ねる"展開がすごく上手いなと思います。

 また千歌がAqours WAVEを成功できそうな流れになったあと失敗する展開で「できるパターンだろ!これ!」と叫びます。このシーンがすごく示唆的で、失敗や失ったあとにどうするのか、というテーマがそこにはあるのかなと思いました。

 

 

 

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楽曲紹介

「MIRACLE WAVE」
作詞:畑亜貴
作曲:酒井拓也
編曲:脇眞富
歌唱:Aqours

 地区予選突破をかけて作られた曲。アップテンポでコーラスが明るくておもしろいです。ラインダンスが特徴的で波のようにフリをリレーしていくのが楽しく、サブタイトルにもなっているAqours WAVEが見所。個人的にドラムの音がツボでサビのところが気持ちいいです。

 「できるかな?できる!」という歌詞に背水の陣で挑む姿勢を感じます。1期で「できるかどうかじゃなく、やりたいかどうか」という旨のセリフが出てきましたが、今ではAqoursは「できる」のステージを目指し、さらに成長したことがわかります。

 

 

 

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 リトルデーモン"リリー"の誕生。これこそが堕天の果て。