マミヤの忘備録

映画やアニメの感想など自分の趣味について記したいなぁと思ってます。

『ラブライブ!サンシャイン!!(2期)』#10「シャイニーを探して」感想

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あらすじ

 幼い頃、鞠莉はダイヤと果南を連れて星を見に行った。片手に星座早見表を持って。そのときは曇天で星を見ることはできなかったが、果南が早見表に流れ星を描く―――そんなことを思い出しながら鞠莉は願う「ずっと一緒にいられますように」

 年も明けて、正月からラブライブ!決勝に向けて特訓をするAqours。コーチとしてSaint Snowがやってくる。聖良と理亞は浦の星女学院が今年度で統廃合を迎えることを知り、練習への熱がさらに燃え上がる。

 練習中、父から連絡が入る鞠莉。その内容は、浦の星の統合先の学校の理事をやらないかというものだった。春からも鞠莉と一緒だと喜ぶ千歌だが、鞠莉はその申し出を断ったという。春からは父が前から勧めていたイタリアの大学に行くことにしていた。

 海岸に佇む2年生。否が応でもAqoursの今後を意識せざるを得ないが、「ラブライブ!が終わるまでは考えちゃいけない気がする」と千歌は言う。それが、卒業する鞠莉、果南、ダイヤ、そして浦女のみんなに対する礼儀だと。

 淡島のトンネルを歩く3年生。鞠莉と同じくダイヤと果南も進路を決めていた。ダイヤは東京の大学に推薦が決まり、果南は海外でダイビングのインストラクターの資格を取るという。何も言わなかったせいでケンカしたのに相変わらず、と自嘲するダイヤ。

 トンネルを出る3人。小さい頃の鞠莉のおてんばな話が飛び出る。「ダイヤと果南と遊んじゃいけないならパパもママも勘当します!」と言ってのける鞠莉。2人のおかげで広い世界を知れたと感謝を述べる。降り始める雨、流れ星にお祈りできなくていいの?と果南は問い、提案する。「探しに行こう!私たちだけの星」

 鞠莉の運転する車でAqoursのメンバー全員を連れて星を探すことに。山間部を通り駐車場へ。雨の勢いは止まない。千歌は鞠莉の星座早見表を手に取り雨天へと手を伸ばす。「晴れなかったら神様も勘当デース!」9人全員が早見表をかざす。すると、雲が晴れ、まばゆいほどの星空が現れる。メンバーは想い想いの願いを祈るのだった。

 

 

 

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感想

 幼少期の話を交えながら現在の3年生の気持ちが描かれた話数。明確に未来のビジョンを描いた展開って何気にシリーズでも初めてなのでそこにまず驚きました。しかも誰も内浦には残らないというのが意外でした。卒業というのは人生の大きな岐路の一つなのだと改めて感じます。

 ここで思い出すのは3年生たちも自嘲気味に言っていた1期での話です。伝えなかったからこそ関係がこじれてしまったのですが、同じことをしてしまいます。でも今回で違うのは、行く先は違ったとしても気持ちはすれ違っていないということです。ある種、信頼しているからこそお互いに何も言わない、言っても動じたりしない、そんな関係性があるように思いました。

 伝えないというのも3年生の良さなのかなとも思います。1期ではこじれる要因になってしまいましたが、"ラブライブ!優勝"という目標をぶれさせないために、3年生全員が示し合わせたわけでもなく黙っていたのかなと(鞠莉は話の流れで進路を言いましたが)。

 千歌の「Aqoursのその先のことをあえて考えないようにすることが礼儀」だという姿勢も、3年生に重なるものがあります。無印ではしっかり話をして"おしまい"を選びましたが、Aqoursはまだ学校を救えていない状態で、叶えたい目標の直前―――だからこそまだ決断は先に延ばしているのだと思います。

 一番印象的だったシーンは山の駐車場で9人全員が空に手をかざすと晴れるところです。千歌だけではダメでも、9人なら"奇跡"を起こせる、その象徴のようなシーンでした。そのときの「神様も勘当デース!」と鞠莉が啖呵を切りますが、いつも通りの口調なのに勇ましいです。統廃合となってしまった運命自体にケンカを売るように見えて、微笑ましいシーンなのに切なくて、やっぱり鞠莉に感情移入してしまうなぁと改めて感じました。

 

 

 

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 「あ…堕天使…」流れ星にときめく善子。