マミヤの忘備録

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【アニメ感想】『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』第7話「大場なな」

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あらすじ

 2018年3月3日―――第99回聖翔祭。99期生による「スタァライト」開演。成功のうちに幕を閉じる。

 2018年3月5日―――舞台の打ち上げ。永遠の仲間と運命の舞台を見つけ、舞台少女"大場なな"が誕生。

 2018年5月25日―――ななはオーディションでトップスタァに。自らが望む運命の舞台を叶える。

 2017年4月17日―――再び第99回聖翔祭「スタァライト」を開演するために終わらない一年が始まる。

 

 

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感想

 話数としても折り返し地点、ここでようやくいろいろなものを匂わせていたななのメイン回。謎がいくつか明らかになったが、やはり一番の衝撃はななが何度もトップスタァになり、その度に一年前に戻っていたという事実。99期生のみんなを守るための彼女なりのやり方ではあるようだが、彼女の誰かが欠けていくことや離れていくことへの恐れはどこから来るのか。それを考えると、家族がいないもしくは自らの家庭環境を嫌悪しているかのどちらかなのではと思う。ループを繰り返したななの眼差しは99期生を包み込むようで、その優しさを表すかのようにメインキャラ以外の同級生のデザインが並ぶカットは圧巻だった。

 繋がりを手放さない、そういう意味ではななもまた他者ときらめこうとしていることがわかるが、望みのスケールが他の舞台少女と違うのと、99期生全員を巻き込むという点ではその強さも桁違いだ。しかし何度もトップスタァになり、望みの舞台を何度も再演するが、初めての「スタァライト」のときのきらめきには届いていないというのも切ない。本当はもう届かないということに気づいているのかもしれない。それでも時間を前に進ませたくない、みんなを離したくない、そんなジレンマを感じる。まだ気づいてないとしても、日々進化する華恋、それに感化された舞台少女によっていずれはななの時が動き始めるのかもしれない。

 ループの最中、突如現れたひかりやそれによってオーディションに参加することになった華恋、その他にもイレギュラーな要素が多く"台本"がおかしくなっていることを良く思っていないななだが、転入生であるひかりに積極的に絡みにいったりと、この状況すら楽しもうとするのは舞台少女としての潜在的な素質の高さを感じさせる。しかしこれはなな自身が変化を求めているとも言えるのではと思う。ひかりとの絡みは自らの舞台に引き込むのが目的ではあるけど、そのためには筋書きをリライトしなければならない。ずっと同じ日々を送るはずが一人増えると前とは別物になる。思えば、ループの最中に華恋が発するはずだった言葉をななが先回りして話す展開があるが、あの"アドリブ"もななの変化を求め、きらめきへと向かおうとする気持ちの発露なのだと思う。こう考えるとななのやりたいことと求める舞台は矛盾した中で成り立っているのがわかる。この終わらない輪を断ち切るのは一体誰なのだろうか。

 余談だが、一番上の画像のカットが今回だと好きなのだが、おもしろいのがループの最中で「スタァライト」の制作途中にもかかわらず、終演後の99期生8人の写真が立ててあることだ。時を戻す際に物を持っていけるのか、単純にループしていることをななの机を映して表しているのか、いずれにせよこれだけでいろいろと想像が膨らむ良いカットだなと。