あらすじ
Saint Snowの圧巻のライブに気圧される千歌たち。プレッシャーを感じながらも舞台へと向かう―――。
イベント後、ランキング票を手渡された千歌たちはページをめくりAqoursの名前を探す。やっと見つけた名前は30番目―――最下位だった。
得票数は「0」
その事実によろめく千歌。そこにSaint Snowの2人が姿を現わす。その実力でラブライブ!を目指すのは難しい、と厳しい言葉を投げかける。
帰りの電車、うなだれるメンバーたち。千歌は「今までで最高のパフォーマンスだった」と自負するが、気丈に振る舞う千歌に曜は「くやしくないの?」と問いかける。千歌は「あのステージにみんなで立てて嬉しかった」と取り繕うように答える。
沼津駅で千歌たちの帰りを待っていたダイヤ。票を得られなかったのは千歌たちが悪かったわけではなく、全体のレベルの上昇と競争率の激化によるものだと、近年の情勢を交えて説明する。そしてその中で、ダイヤ・果南・鞠莉が元々スクールアイドルをやっていたこと、千歌たちと同じイベントで歌えなかったことを告白する。
帰路に着いてもなお、メンバーはイベントやダイヤの話を消化できないままでいる。朝方になっても寝付けない千歌は海岸のほうに歩きだし、その姿を見つけた梨子も後を追う。
海に潜り何も見えなかったと口惜しそうにつぶやく千歌。抑えていたものが決壊したように感情を吐き出していく。「だって0だったんだよ!悔しいじゃん!」涙を流しながら訴える。
本音を聞けたことに安堵する梨子。自分がちゃんとしなきゃみんな不安になっちゃうでしょと言う千歌に、梨子は「千歌ちゃんのためにやってるんじゃないの。みんな自分の意志で決めたのよ」と諭す。集まるAqoursのメンバーたち。
「今から0を10や100にするのは無理かもしれない。だけど0から1にすることはできる。」梨子の言葉に力が入る。曇天の中から光が射し、千歌たちを照らし始める。
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